Azure Developer Associate (AZ-204)の認定試験を受験したので体験記をまとめておきます。
試験概要
基本情報
認定試験の基本情報です。
項目 | 内容 |
---|---|
受験料 | 21102円 |
試験時間 | 100分 |
出題形式 | 択一選択、複数選択、並び替え |
試験ガイダンスには以下のように記載されています。
この認定資格の受験者は、要件の収集、設計、開発、デプロイ、セキュリティ、メンテナンス、パフォーマンス チューニング、監視など、開発のすべてのフェーズに参加する責任があります。
Azure の次の項目に習熟している必要があります。
SDK データ ストレージ オプション データ接続 API アプリの認証と承認 コンピューティングとコンテナーのデプロイ デバッグ
Azureにおいて開発に必要な知識を学べる認定試験という感じで、対象サービスはやや広めですがそこまで深い知識は求められません。
詳細は公式ページをご確認ください。
なお認定名は「Microsoft Certified: Azure Developer Associate」ですが、認定を受けるために合格が必要な試験名は「Developing Solutions for Microsoft Azure」です。
受験結果
受験結果は合格でした。割とギリギリです。
項目 | 内容 |
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受験日時 | 2024/05/05 |
場所 | IBT (PearsonVUE) |
結果 | 合格 752/700 |
勉強内容
勉強前の知識
- AZ-104, SC-300, SC-500取得済み
- Azureのサービス名を聞けば何のサービスかは分かる
勉強資料
MSLearn
勉強教材としては公式のMSLearnのみを利用しました。
説明文が機械翻訳なため分かりにくい部分もありますが、公式資料であるため出題範囲を満遍なく学べると思います。
現在はAZ-204試験用の書籍もないため、こちらが試験勉強の第一選択肢になりそうです。
私の場合はAZ-104に合格済みだったのでAzureの基本的な部分は把握しており、サクサク進めることができてMSLearn終了に10時間かかりませんでした。 MSLearnでは各トピック毎に小問題が出題されますが、実際の試験と比べるとかなり易しい問題だったので、その点は気を付ける必要があります。 MSLearnの学習のみで合格できましたので内容の網羅度合としてはMSLearnだけで十分なのだと思います。 ただ点数的にはややギリギリだったため、サービスのドキュメントなども含めてもう少し詳細まで勉強しても良かったかなと思います。
また、50問分の練習問題も用意されているため力試しに利用すると良いと思います。(私は時間がなくて取り組めませんでした)
所感
難易度:★★★☆☆
AZ-103やSC-300よりはやや難しく感じました。
出題形式等は他のAzure認定試験と同様です。
構築の流れを問う問題、サービスプランの仕様を問う問題、要件に適するアプローチを問う問題などいつもの問題でした。 コードの記述を選択する穴埋め問題も出題されましたが、サービス間連携の流れなどが分かっていれば解ける問題が多かった印象です。
試験言語はPythonとC#を選ぶことが出来ます。私は普段Pythonを使っていますが、MSLearnの説明がC#および.NETのAzure SDKを利用したものだったこともあってC#で受験しました。 コードの穴埋め問題なども出題されますが、10行程度のコードで言語仕様を理解している必要はありませんでした。Python, C#を選んだときの違いはライブラリ名やクラス名の違い位だと思います。 MSLearnで勉強した人はC#の方がオススメです。
App ServiceやBlob Storage, CosmosDB, Key Vault, Entra IDとの連携など実際の開発で多用するであろうサービスが主な出題範囲となるため、勉強内容は役立ちそうです。